にんにくと同じ成分で疲労回復にも効果的!エシャロットに含まれる栄養素や効能とは?

      2017/11/01

エシャロットについて

並べられたエシャロット

フランスやイタリアなど、主にヨーロッパ地方の料理で使われている野菜「エシャロット」。

フランス料理では、刻んでソースに使われたり、肉や魚の臭みけしとして重宝されている野菜なんです!最近では、日本の料理番組でもエシャロットが使われるようになり、段々と目にする機会も増えてきたかと思います。

ところで、エシャロットと聞いて「エシャレット」とは違うの?と思った方もいるのではないでしょうか?日本では、このエシャロットとエシャレットを間違って覚えている方が多いのも事実…。

そこで今回は、日本ではまだあまり馴染みのないエシャロットの概要から栄養素まで、様々な情報をまとめていきます。

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エシャロットの発祥や概要

エシャロットを持つ手

エシャロットは、中央アジアが原産地で、約2000年前に玉ねぎの変種として生まれた植物だそうです。十字軍がヨーロッパに持ち帰って、そこから世界各地に広まったという説があります。

日本には中国から琉球王国を通じて、奈良時代には伝わって来ていたそうですが、一般的に広まってきたのは、つい最近のことです。現在、日本国内ではほぼ生産されていないため、そのほとんどが輸入品で、うち約40%がフランスからの輸入品となっています。

ちなみに、名前がよく似たエシャロットとエシャレットは、以下の画像を見れば、まったく別の野菜ということがわかるかと思います。

※エシャロット(左)とエシャレット(右)
エシャロットとエシャレットの比較図

エシャロットの見た目は、たまねぎと非常によく似ていますが、少し小型で細長い形をしているのが特徴です。また、一般的なたまねぎよりも甘みは少ないですが、強い香りを持ち、香味野菜として様々な料理に使われています。

日本での一般的な呼称は「ベルギー・エシャロット」ですが、英語では「シャロット」、中国語では「フーツォン」と呼ばれています。

このように、名前がよく似た2種類の野菜ですが、まったく別の野菜ですので、間違わないように覚えておくといいでしょう。

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野菜の栄養素

日本ではまだまだ知名度の低いエシャロットですが、たまねぎとよく似た見た目だけに、その栄養素も気になるところですよね。

そこで早速、エシャロットに含まれる栄養素を以下にまとめてみたので確認して行きましょう!

※可食部100gの含有量

食品名 エシャロット
エネルギー 72kcal
水分 79.8g
タンパク質 2.5g
脂質 0.1g
炭水化物 16.8g
食物繊維(総量) 3.2g
ミネラル含有量 ナトリウム 12mg
カリウム 334mg
カルシウム 37mg
マグネシウム 21mg
リン 60mg
1.2mg
亜鉛 0.4mg
-mg
マンガン -mg
ビタミン含有量 ビタミンA レチノール当量 -μg
βカロテン当量 -μg
ビタミンE αトコフェロール 0.04mg
ビタミンK 0.8μg
ビタミンB1 -mg
ビタミンB2 -mg
ナイアシン 0.2mg
ビタミンB6 0.35mg
ビタミンB12 0μg
葉酸 34μg
パントテン酸 -mg
ビオチン -μg
ビタミンC 8mg

※アメリカ合衆国 国立栄養データベース参照

エシャロットに含まれる栄養素はこのようになっており、際立って多いというものはないように見えますね…。

しかし、エシャレットに含まれる「アリシン」という成分がとても優れているんです。この「アリシン」がもたらしてくれる効能については、次の「効能」の項目で確認してみましょう。

野菜の効能

エシャロットを切るところ

では、エシャレットに含まれている「アリシン」を摂取することで、実際に私達の身体にどのような効能を与えてくるのでしょうか?以下に、効能をいくつかまとめてみたので確認して行きましょう!

疲労回復効果

アリシンは香味野菜であるエシャロットのおもな香り成分で、にんにくなどにも同じ成分が含まれています。

このアリシンはビタミンB1との相性がよく、吸収率が悪く摂取しずらいビタミンB1の吸収を大きく助けてくれる効果があります。

ビタミンB1は、慢性的な疲れを取るのに必要な成分で、栄養ドリンクなどにも含まれている成分です。身体が疲れていると感じたときは、エシャレットと共にビタミンB1を摂取すると良いでしょう。

生活習慣病の予防

アリシンは、血液中のコレステロール値や血糖値を緩やかに上げてくれる効果があります。そのため、食事による血糖値の急上昇を防いで、高血圧の予防をしてくれるのです。また、血液をサラサラにして、動脈硬化や心筋梗塞を予防してくれる効果も期待されています!

さらに、アリシンは抗酸化作用を持っているので、活性酸素による細胞ダメージを軽減し、修復もおこなってくれるんです!

近年の研究では、病気の約90%の原因が活性酸素によるものとされ、体内に余分な活性酸素をためないほうがいいと言われています。抗酸化作用のあるアリシンを摂取して、日頃から生活習慣病を予防していきましょう!

高血圧・むくみを予防

一つ前の効能では、アリシンが高血圧を予防できるとお話ししましたが、エシャロットに多く含まれている「カリウム」にも、高血圧を予防する効果があります。

カリウムには、体内に多く溜まり過ぎてしまったナトリウムを尿と共に排出してくれる効果があります。体内で余っている塩分は高血圧を招く原因となるため、カリウムを摂取して積極的に排出しましょう!

また、体内から余計な塩分をなくすことで、むくみを改善することも可能です!身体がむくむと感じたときは、カリウムを摂取すると良いでしょう!

オススメの調理方法は?

エシャロットのバターロースト

ここまでエシャロットの栄養素や効能について確認してきましたが、最後にオススメの調理方法についてもまとめておきます。

エシャロットは香味野菜なので、香りを十分に楽しめる調理方法がいいですね!一般的には、炒め物や煮込み料理に使って食べることが多くなっていますが、すりおろして、ドレッシングに入れても美味しくいただけます。

また、エシャロットに含まれるアリシンと相性のいい、ビタミンB1をたっぷりと含んだ豚肉と組み合わせて調理するのもオススメです!

フランス料理では、オマールエビなどの甲殻類を使って作る「アメリケーヌ・ソース」や、ワインビネガーとバターを合わせて作る「ブールブラン・ソース」など、ソースが決め手の料理にエシャロットが使われています。

また、イランの料理といえば肉を串に刺して焼く「ケバブ」が有名ですが、そのケバブの付け合わせにも、ヨーグルトと刻んだエシャロットを合わせて作る「モーセール」が使われています。

このように、世界各地の料理でエシャロットが使われています。たまには、このような国際色豊かな調理方法を試してみるのもいいかもしれませんね!

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