アリルイソチオシアネートが凄かった!わさびの栄養素と得られる効能とは?

      2017/11/01

わさびについて

新鮮なわさび

お寿司やお刺身、お蕎麦など、日本人にとっては欠かすことのできない薬味のひとつ「わさび」。

近年では、各国の日本食にブームに伴い、世界中で「wasabi」と呼ばれ愛されるようになってきました!

ただ、日本人にとってはあまりにも身近過ぎる食材なだけに、なかなか栄養まで気にして食べている方は、そう多くないはず。ましてや、使うときは少量のため尚更というもの。

そこで今回は、少量でもたっぷりの栄養素が含まれているわさびの栄養素や効能について様々な情報をまとめていきます。

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わさびの発祥や概要

収穫前のわさび

世界各国で「wasabi」と呼ばれている事からもわかるように、わさびは日本原産の野菜です。

その歴史はとても古く、飛鳥時代に記されたものが最古の史料として発見されている事から、約1400年以上もの歴史があることになります。

当時の食べ方についてですが、江戸時代には、もうすでにお寿司やお蕎麦の薬味として広く周知されていたそうです。そんな以前から現在と同じ食べ方をしていたのですね!

また、わさびには「谷わさび」や「沢わさび」と呼ばれ水辺で栽培される「水わさび」と、「陸わさび」と呼ばれ畑で栽培される「畑わさび」があり、これらはいずれも「本わさび」と総して呼ばれています。

ホースラディッシュや山わさびと呼ばれる「西洋わさび」とは、種類が異なるので覚えておくと良いかもしれません。

ちなみに、日本国内の様々な地域でわさびが栽培されていますが、日本三大わさびとして有名なのが、「匹見わさび」「安曇野わさび」「有東木わさび」です。

ほとんどの場合、スーパーなどでチューブのわさびを買う方が多いと思いますが、少し高価ながらも、本わさびは風味や香りが格段に違いますので、機会があった際はぜひ食べ比べてみてください!

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わさびの栄養素

わさびは昔から身体に良いものとして考えられており、根茎の部分を「山葵」、葉を「山愈菜」と呼び、生薬として使われていました。

それだけに、含まれる栄養素も気になりますよね!そこで、以下にわさびの栄養素を一覧でまとめてみたので確認していきましょう。

※可食部100gの含有量

食品名 わさび
エネルギー 88kcal
水分 74.2g
タンパク質 5.6g
脂質 0.2g
炭水化物 18.4g
食物繊維(総量) 4.4g
ミネラル含有量 ナトリウム 24mg
カリウム 500mg
カルシウム 100mg
マグネシウム 46mg
リン 79mg
0.8mg
亜鉛 0.7mg
0.03mg
マンガン 0.14mg
ビタミン含有量 ビタミンA レチノール当量 1μg
βカロテン当量 7μg
ビタミンE αトコフェロール 1.4mg
ビタミンK 49μg
ビタミンB1 0.06mg
ビタミンB2 0.15mg
ナイアシン 0.6mg
ビタミンB6 0.32mg
ビタミンB12 0μg
葉酸 50μg
パントテン酸 0.20mg
ビオチン 3.5μg
ビタミンC 75mg

※食品成分データベース参照

わさびに含まれる栄養素はこのようになっており、なんとビタミンCに関しては柑橘類と同等の量が含まれているんです!

そして、何と言ってもわさび最大の特徴である、あの辛味成分が私達の身体にとても良い影響をもたらしてくれるのです。

そんな、わさびの辛み成分「アリルイソチオシアネート」について、次の「効能」の項目で詳しく解説していきます。

わさびの効能

鼻をつまむ女性

前項目でご紹介した、わさびの辛味成分「アリルイソチオシアネート」が、一体どのような効能をもたらしてくれるのか?

以下に、効能をいくつかピックアップしているので、さっそく確認してみましょう!

強い抗菌効果

わさびを食べた時に感じる辛味には「アリルイソチオシアネート」という成分が関係しています。

実は、わさびはそのまま食べるとあまり辛く感じず、すりおろすことでアリルイソチオシアネートが揮発し、辛みを感じるようになるんです。

アリルイソチオシアネートには、強い抗菌効果があり、大腸菌O-157や腸炎ビブリオ、カビなどの細菌に強い威力を発揮します。

そのため、お刺身等の生ものは菌の繁殖が心配になりますが、わさびを薬味として一緒に摂取することで、様々な菌から身体を守ってくれるのです。

ガンの予防・抑制効果

先ほどと同じ辛味成分「アリルイソチオシアネート」には、ガンを予防する効果がある事も分かっています。

「解毒酵素を活性化させることによって、ガンの原因となる酸化ストレスへの抵抗力を向上させる」と、中部大学の三輪教授が証明していました。

線虫を使った実験結果でも、アリルイソチオシアネートを与えたほうが生存率が高く、大きな効果が期待できると言います。

また、アリルイソチオシアネートには神経細胞を再生する効果もあるため、記憶力をアップさせるなど、老化防止にも効果があると言われています!

食欲増進・消化吸収を助ける

わさびの辛味や香り、色には、食欲増進効果があると言われています!

暑い夏こそ、わさびを付けたざるそば等は食が進みやすくなっていますよね。これは、夏バテ等で食欲が無い時でも、わさびが消化吸収を助け胃をサポートしてくれるからなんです!

そのため、食欲不振時や胃が弱っている時は、食事にわさびを取り入れることで食欲増進効果を得ることができます!

オススメの調理方法は?

すりおろしたわさび

ここまでわさびの栄養素や効能について確認してきましたが、最後にオススメの調理法についてまとめておきます。

一般的にチューブのわさびは、本わさび100%でないものが多く、西洋わさびが混ざったものや食塩・植物油が足されている製品が多くなっています。

そのため、本来のわさびそのものを楽しむのであれば、やはり少し面倒でも食べる直前にすりおろすのが一番オススメと言えます!

冒頭でも述べた、お寿司・お刺身・お蕎麦以外にも、アボガドをわさび醤油で食べたり、ステーキにわさびを乗せて食べたりと、薬味として活用する方法は様々ですよね。

ただ、それ以外にもドラマで取り上げられ話題となった「わさび丼」は、アツアツのご飯に鰹節とわさびを乗せて、醤油をかけるだけというもの。

とてもシンプかつ薬味としての使い方とは違い、少し辛いですが慣れるとその刺激がクセになる一品ですので、こちらもオススメの一品です!

ちなみに、わさびを食べて鼻がツーンとした時は、鼻から息を吸い込み口から吐くようにすると辛みが和らぐので、困ったときは一度試して見て下さい!

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