かぼちゃの保存方法って難しいの?冷蔵から冷凍まで詳しくご紹介!
2017/11/29
かぼちゃの保存方法について
ホクホクした口当たりと、ほんのり甘く優しい味が特徴の「かぼちゃ」。煮物やコロッケ、天ぷらなどのおかずだけではなく、プリンやケーキなどのスイーツにも使用されるほど、幅広い料理で使われる野菜です。
また、昔から冬至にはかぼちゃを食べるという風習がありますよね?かぼちゃに含まれているβカロテンに、皮膚や粘膜を保護したり、呼吸器系を守る働きがあるため、寒い冬の時期に風邪を引かない様にという意味を込めて、この風習があるんです。
そんなかぼちゃは、1玉が大きく、1度に食べきれないことが多いのではないでしょうか?かと言って…カットしたかぼちゃを購入しても傷みが早くて困りますよね。
そこで今回は、かぼちゃの保存方法やどれくらい保存が可能なのか、冷凍保存は出来るのかなどの情報をまとめていきます。
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かぼちゃの消費期限って?
かぼちゃには、消費期限や賞味期限は表記されていませんが、いったいどれくらいの期間で消費するのがいいのでしょうか?
かぼちゃは、丸ごと1玉と、カットしたものでは日持ちする期間が大きく異なります。まずは丸ごと1玉の場合ですが、保存方法が良ければ1か月以上も日持ちするうえ、長期保管の間に追熟し甘みや栄養価が増していきます。
しかし、熟しすぎてしまうと逆に甘みが減っていき、さらにはカビが生えたり、中身が溶けてしまう場合もあります。ヘタの状態や皮の色味を見て、食べごろと感じたときにすぐ食べてしまいましょう。
次に、カットしたかぼちゃについてですが、カットしたかぼちゃは傷みやすく、1週間程度しか日持ちがしませんので、なるべく早めに消費する必要があります。
もう食べられない状態の判断基準として、全体にカビが生えている・糸を引いている・ふにゃふにゃと固さがない・黒く変色しているなどが挙げられます。このようになってしまったかぼちゃは食べずに破棄してください。
これは、かぼちゃを家庭でカットした場合と、お店でカットされたもの両共に同じ条件なので、覚えておくといいでしょう。
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かぼちゃの保存方法・保存期間って?
常温で1~2か月程度
では、かぼちゃの購入後はどのように保存しておけば美味しく食べることが出来るのでしょうか?
まずは丸ごと1玉のかぼちゃですが、冷蔵庫で保管しなくても常温で1~2か月程度保つことが可能です。ただし、常温保存の場合は、風通しのいい冷暗所を選ぶようにしてください。
また、夏場は冬場よりも早く追熟が進むので、常温の場合は冬よりも保存期間が短いと考えておいた方がいいでしょう。
スーパーなどでは、カットしたかぼちゃも常温で売られていることが多いですが、カットしたかぼちゃは傷みやすいので、家庭では冷蔵での保管が基本となります。
カットしたかぼちゃは種とワタの部分から傷み始めるので、まずはスプーンなどでしっかり取り除いてください。このとき、かぼちゃをガリガリするようなイメージでやるのがポイントです。その後は、しっかりとラップで包み野菜室で保管します。
家庭で切ったものを保存する場合も、上記と同様の保存方法になります。切る際には、切り口が濡れてしまわぬように、包丁の水気はしっかりとふき取っておきましょう。
この保存方法の場合でも、カットしたかぼちゃは1週間以内に食べきるのが理想です。
冷凍したらどれくらいもつ?
丸ごと1玉のかぼちゃは常温保存、カットしたかぼちゃは冷蔵保存という事はわかりましたが、冷凍保存は可能なのでしょうか?
冷凍のかぼちゃが市販されているように、かぼちゃは家庭でも冷凍して保存することが出来ます。大きくて一度に使い切れない場合も、冷凍しておけばすぐに傷むことがないので安心ですね。
かぼちゃを冷凍保存する方法としては、生のままと加熱してからの2つの方法がありますので、それぞれご紹介していきます。
まずは、生のまま冷凍する方法です。最初に種とワタをきれいに取り除いてから、切っていきます。このとき、その後の調理の事を考えて、煮物なら一口大の角切りに、天ぷらなら1cm程度のくし切りに切り分けておくと便利です。皮は剥いても剥かなくてもどちらでも構いません。
切ったものを密閉できる袋に入れて、空気を抜くようにして冷凍庫に入れます。調理の際は、解凍せずに調理することも可能ですが、厚めに切ってしまい火が入りずらいと感じたときには、半解凍くらいで調理してみてください。
出典:
http://311archives.jp/index.php?module=blog&eid=21789&blk_id=21053
次に加熱してから冷凍する方法です。加熱の方法としては、茹でても構いませんが、電子レンジで加熱するのが手軽で便利です。
その際、ラップにくるんで加熱しますが、少し固めの状態にしておくと解凍した後にちょうどいい固さになるので、加熱時間を調節してください。
加熱後は粗熱をとり、水気をしっかりとふき取ってから、密閉できる袋に入れて冷凍庫へ入れます。
加熱してから冷凍するのであれば、マッシュ状に潰してから冷凍するのも便利です。解凍後はコロッケやポタージュなど、すぐに調理を始められるので、こちらも試してみてはいかがでしょうか?
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