野菜の中でもトップクラスの栄養が!パセリに含まれる栄養素や効能とは?

      2017/02/22

パセリについて

新鮮なパセリ

揚げ物やサンドウィッチ、お弁当など、様々な料理の添え物として大活躍の「パセリ」。色合いが単調な料理でも、鮮やかな緑のパセリを添えることで、グッと華やかで美味しそうに見えますよね!

しかし、なんと約7割の人がパセリを残しているという、悲しい結果が…。パセリを残す理由として「ただの飾りだから」「独特の香りが気になる」「少し固めの葉が口に残る」という意見が聞かれました。

そんなあまり人気のないパセリですが、実は、残してしまうのはもったいない!と思うような栄養素や効能を持った素晴らしい野菜だったんです!

そこで今回は、思わず見る目が変わる!?パセリに含まれる栄養素や効能について様々な情報をまとめていきます。

パセリの発祥や概要

収穫前のパセリ

パセリの原産地は地中海沿岸で、「パセリ」という名前にも含まれているようにセリ科の野菜です。その歴史はとても古く、古代ローマ時代から料理に使用され、薬用や香辛料として使われていました。

日本には18世紀頃、オランダ人が長崎に持ち込んだことが始まりと言われており、そのことから、和名には「オランダセリ」や「オランダミツバ」という名前が付けられています。

また、以前は農家で栽培されたものを購入するのが一般的でしたが、近年では簡単に栽培できることから、家庭菜園やベランダなどで栽培する方が増えているそうです。

ところで、パスタやピッツァを食べに行ったとき「イタリアンパセリ」という名前を耳にした事がありませんか?

イタリアンパセリは私達日本人が一般的に思う葉が縮れたパセリとは違い、葉の縮れがなく柔らかいのが特徴です。同じオランダセリ属には属していますが、種類は違いますので、覚えておくと良いかもしれませんね。

ちなみに、日本ではあまりパセリが好まれていませんが、イタリアの方たちにとっては料理に欠かせない美味しい野菜として、イタリアンパセリが好まれているそうです!

※イタリアンパセリ
イタリアンパセリ

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パセリの栄養素

あまり食べられず、残されてしまうことが多いパセリ…。ですが実は、野菜の中でもトップクラスに栄養素が詰まった野菜ということは、あまり知られていませんよね。

そこで、まずはパセリに含まれている栄養素を以下にまとめてみたので、確認してみましょう!

※可食部100gの含有量

食品名 パセリ
エネルギー 44kcal
水分 84.7g
タンパク質 3.7g
脂質 0.7g
炭水化物 8.2g
食物繊維(総量) 6.8g
ミネラル含有量 ナトリウム 9mg
カリウム 1000mg
カルシウム 290mg
マグネシウム 42mg
リン 61mg
7.5mg
亜鉛 1.0mg
0.16mg
マンガン 1.05mg
ビタミン含有量 ビタミンA レチノール当量 620μg
βカロテン当量 7400μg
ビタミンE αトコフェロール 3.3mg
ビタミンK 850μg
ビタミンB1 0.12mg
ビタミンB2 0.24mg
ナイアシン 1.2mg
ビタミンB6 0.27mg
ビタミンB12 0μg
葉酸 220μg
パントテン酸 0.48mg
ビオチン 4.1μg
ビタミンC 120mg

※食品成分データベース参照

このように、パセリには本当にたくさんの栄養素が含まれており、ビタミン類だけではなく、ミネラルも豊富に含まれていました。

そして驚くことに、この他にも私達の身体に良い影響をもたらしてくれる成分がいろいろと含まれていたのです!それら成分を摂取することで得られる効能については、次の「効能」の項目で確認してみましょう。

パセリの効能

パセリを食べる女性

では、パセリを食べることで私達の身体にどのようなことが起こるのでしょうか?以下に、効能をいくつかまとめてみたので、早速確認してみましょう!

胃痛を改善・保護してくれる

パセリの香り成分「ピネン」「アピオール」には、胃痛を改善したり、保護してくれる働きがあります。

胃液の分泌を増やして消化を助けることで、胃もたれの症状を緩和してくれるほか、胃酸が逆流するのを防いで、胃酸による胸やけを予防する効果もあるのです。さらに、ラットによる実験で、パセリには胃潰瘍を抑制する効果も認められているそうです!

また、強い殺菌効果がある「クロロフィル」も含まれており、これは食中毒を防いでくれる効果があるのだとか。お弁当に飾ってあるパセリには、彩り以外にもそのような意味があったのですね!

口臭予防に

先ほどの「ピネン」「アピオール」に加え、葉緑素の「クロロフィル」、さらに「フラボノイド」には、口臭を予防する効果があります。

これら成分は、雑菌の繁殖を抑えることで口の中に残る嫌な匂いを消してくれます。そのような成分がまとめて含まれているパセリは、まさに口臭予防に最適と言えるでしょう!

ちなみに、にんにくなどの匂いが強い食事をした後は、パセリをよく噛んで食べることで、匂いを中和してくれるので、試してみてください。

ガンや動脈硬化の予防

パセリに多く含まれているβカロテンは、強い抗酸化作用を持っていて、体内に溜まっている活性酸素を除去してくれるという働きがあります。

活性酸素は人間の身体には必要不可欠なものですが、余分に溜まりすぎることで害となってしまい、体内を老化させたり、ガンや動脈硬化などを引き起こす原因となってしまいます。

βカロテンは、脂質を一緒に摂取することで吸収率が上がるため、揚げ物に添えられているパセリを見つけたら、ぜひ一緒に食べる事をオススメします。

また、日本人の死因第一位がガン、第二位が動脈硬化による心疾患と言われていますので、日頃からパセリを食事に取り入れるようにし、ガンや動脈硬化を予防していきましょう。

オススメの調理方法は?

パセリのサラダ

ここまで、パセリに関する栄養素や効能の情報を確認してきたので、最後にオススメの調理方法についてまとめておきます。

冒頭では、パセリを残す人の理由として「独特の香りが気になる」「少し固めの葉が口に残る」というような意見をご紹介しました。確かに苦みも感じますし、イタリアンパセリと比較しても葉が固く、縮れていることでザラザラとした舌触りになってしまいますよね。

そのため海外では、細かく刻んでお肉やお魚の「ソース」に使うことが多いようです。パセリは香りもいいのでバジルのように「パスタ」の具材にするのもオススメです!

また、パセリをたっぷり使った「サラダ」もアメリカでは人気上昇中なのだとか。ただ、生のままでは、なかなか食べずらい…という方にオススメなのが、パセリを炒める調理方法です!

フライパンでサッと30秒ほど油で炒めることで、固さや苦みを感じずらくなり、抜群に美味しくなるそうです!こちらも、ぜひ試してみてくださいね。

最後に1つ、パセリを摂取する際の注意点です。パセリに含まれるアピオールには、私達の身体に良い作用もたくさんありますが、摂取し過ぎることで、流産の危険性や腎障害を起こすことがあるようです。

何事もそうですが、過剰摂取は身体に害を及ぼすので、くれぐれも注意しましょう。特に妊娠中や授乳中の女性は気を付けて摂取するようにしてくださいね。
一度に200g以上食べると害があると言われています。お皿に添えられている程度の量は全く問題ないので、その量であれば積極的に摂取するようにしましょう

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