淡色野菜ってなに?どんな野菜が含まれているの?詳細から料理法までをご紹介!
2017/11/29
淡色野菜について
緑黄色野菜という名前は誰もが聞いたことのある名前だと思いますが、淡色野菜という名前はあまり聞いたことがありませんよね。
これは、緑黄色野菜に属さない野菜のことをそう呼ぶのですが、どのような野菜がそれにあたるのか…イメージもなかなか湧きませんよね?
また、野菜=緑黄色野菜のイメージが強いだけに、"なんだか栄養素が少なさそうな気がする"という意見もちらほら…。ただ、淡色野菜は、そんなイメージを覆すほど栄養素を多く含んだ野菜ばかりなんです。
そこで今回は、淡色野菜について様々な情報をまとめていきます。
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淡色野菜とは?
淡色野菜とは、ひとことで言うと緑黄色野菜に属さない野菜のことを指します。
緑黄色野菜は色鮮やかな野菜が多いため、一般的には色合いで緑黄色野菜と淡色野菜を分けていると思われがちですが、実はそうじゃなかったんです。
緑黄色野菜には、「可食部100g当たりのβカロテンが600μg以上含まれている野菜」という基準があるため、これに該当しないものが淡色野菜になるんですね。
そのため、淡色野菜は栄養が低いと思われがちですが、淡色野菜には緑黄色野菜よりも多く栄養が含まれているものが多いんです!
たとえば、キャベツなどのアブラナ科に含まれる「アリルイソチオシアネート」はガンに対する強力な抑制効果を発揮しますし、玉ねぎに含まれる「アリシン」には血液サラサラ効果が、ごぼう含まれる「食物繊維」は近年注目されている腸内環境を整えるのに、とても効果的だと言われています。
健康的な食生活のためには、1日の食事の中で350g以上の野菜を摂取することが望ましく、その中の120gは緑黄色野菜で摂るようにと厚生労働省が進めています。
ということは、緑黄色野菜の120gを引いた残りの230gは淡色野菜を摂取することになりますよね?この事実からもわかるように、緑黄色野菜ばかりではなく、淡色野菜もバランスよく摂取する事がとても重要になってくるんです。
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どんな種類がある?
では、淡色野菜に分類されてる野菜はどのような種類があるのでしょうか?以下に、代表的な淡色野菜を一覧にしてまとめてみたので、確認してみましょう。
淡色野菜一覧
さ行
- さつまいも
- セロリ
は行
キャベツや白菜などの葉物野菜から、ごぼうやれんこんなどの根菜なども含まれていましたね。
どれも色味が薄いように見えますが、きゅうりやセロリは緑色ですし、紫色のなすも淡色野菜に含まれています。
かぶの白い部分・大根の白い部分・ねぎの白い部分という記載がありますが、これは"1つの野菜に淡色野菜と緑黄色野菜が含まれている"ということです。
根元の白い部分は淡色野菜に、緑の葉の部分は緑黄色野菜ということになり、丸ごと食べればバランスよく淡色野菜と緑黄色野菜を摂取できることになります。
淡色野菜の調理方法は?
代表的な料理など
ここまで、淡色野菜についてご紹介してきましたが、淡色野菜も重要な野菜ばかりということがわかりましたね。
そこで最後に、代表的な料理をいくつかまとめておきます。意識して淡色野菜を食べようとする方は少ないかと思いますが、実は普段から無意識に食べている事も多いんです。
例えば、サラダで使われることが多いレタスやキャベツ、きゅうりも淡色野菜に含まれていましたよね!
また、和食だと、ごぼうやれんこんはきんぴらや煮物などにオススメですし、なす・白菜・かぶ・きゅうりはお漬物の定番野菜としても使われていますね。
他にも、にんにくや玉ねぎはお肉と炒めるだけでも相性抜群ですが、これら野菜に含まれるアリシンは豚肉に多く含まれるビタミンB1の吸収率をアップしてくれる効果があるので、とても理に適った組み合わせとなっています。
にんにくたっぷりのポークソテーや、玉ねぎたっぷりのポークカレーなどの組み合わせで、より淡色野菜の力を引き出してあげると効率よく栄養を摂取することができます。
現代人は野菜不足になりがちですが、1日あたり350g分の野菜という事を頭の片隅に置き、同じ種類の野菜ばかりではなく、ぜひ様々な種類の野菜を摂取するように心がけるようにしましょう!
なお、淡色野菜以外の野菜を指す「緑黄色野菜」についての記事を以下に掲載しておくので、興味のある方はご覧になってみてはいかがでしょうか?
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